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no.133「チームワークの本質とは?」

 みなさん、それぞれの職場や職能団体、趣味活動と様々な活動を通してチームに関わっていると思います。最近、自分自身を振り返っても、この研究会や専門職の職能団体に関わる活動、趣味である卓球の所属クラブチームの役員と、いろいろな役割に関わる機会があります。そこで、そのチームの中で自分の役割とチームメンバーの関わり、チームワークをより発揮するために必要なことは何かと考える機会があり、この「人を助けることはどういうことか 本当の協力関係をつくる7つの原則」の書籍取り上げました。

 この研究会の過去のコラムにもチームに関する内容は多く紹介されています。コラムNO131に紹介されているチームビルディングとチームワークは、類義語と思われますが、チームビルディングは組織開発を取り扱うことが多く、チームメンバー全員における人間関係を作ることだそうです。チームワークは相互の支援関係の状態として実際の具体的なスキルを示しているそうです。チームとは、目標を達成のために、メンバーがそれぞれの役割を果たし成果をあげることであります。それには、メンバーそれぞれが役割を果たすことが重要であり、メンバーは役割を果たすためにお互いに助け合うことが必要となります。そのメンバーによる相互支援の持続と成長させることが、スキルを高めていく重要なポイントです。

メンバーの相互支援を持続と成長させるためには、4つの基本的な精神面の問題に対処できることが必要と紹介されています。

まず、初めに「自分の役割、どのような人間になればいいのか?」 自分の役割を知ることが必要であるが、不明確な状態では緊張や不安を感じやすいそうです。そのため、メンバーの相互依存を高め、貢献している欠かせない人として扱うことが必要となります。

次に、「自身の影響、どのくらいコントロールできるのか?」 影響力ついては、メンバーの成り行きを見る時間をとり話し合い、メンバーの欲求に合わせて調整することが必要とされます。

そして、「自身の目標、自分の要求を果たせるか?」チームメンバーそれぞれの目標を見つけるために調べることです。

最後に、「チームメンバーとどのくらい親しくなれるか?」自分の役割には限界を果たすために、そのチームメンバーからの要求か過剰や不十分かを知ることです。

特に、目標を設定することはチームメンバーのパフォーマンスを持続するために必要な信頼を築くことができます。ここで誤解が生じやすいのが、チームメンバーを受け入れているからと言って、お互いに好意を持っているとは限らないです。そのため、チームメンバーとの適切な距離感が大事であり、チームの中で自分の役割を果たすために、メンバーが信頼できる程度は知り合っておく必要があります。

  職場内外でいろいろなチームに属しており、自分の役割を果たしているのか自問自答していますが、あらためてチームワークをスキルとして内省し、それぞれのチームの目的や目標に向けて自身とメンバーの役割や関係性や適切な距離感を振り返ってみることも大事だと思います。

 

2024.12.4

H.M

 

引用書籍) エドガー・H・シャイン:人を助けることはどういうことか 本当の協力関係をつくる7つの原則 英治出版

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